首こり
首こりは、首の周りの筋肉や関節に感じる緊張や不快感を指します。
これは一般的に、長時間同じ姿勢を続けたり、不適切な姿勢をとり続けること、またはストレスなどが原因となります。
首こりの主な原因
姿勢
長時間のデスクワークやスマートフォンの使用によって、首の筋肉が緊張しやすくなります。
整形外科的疾患
頚椎疾患など首の関節に問題が生じると、こりや痛みが引き起こされることがあります。
精神科領域
日常生活や仕事のストレスが首こりを引き起こす要因となります。
また、心身症・うつ病・自律神経失調症なども首こりを引き起こす原因と考えられます。
眼科疾患
目の使いすぎによる眼精疲労と首の筋肉である「後頭下筋群」は深い関係があると分かっています。
後頭下筋群について
2019年にNHK「ためしてガッテン!「新原因発見!衝撃の肩・首のこり改善SP!」にて特集された後頭下筋群につてご説明します。
後頭下筋群は
①目を使うとき、頭の動きをコントロールする
②筋群の下には、後頭部、頚部に関係する神経が通っており、目の神経ともつながっている
③後頭下筋群は姿勢に深く関係し、眼精疲労や頭痛・腰痛の原因になる
④体性感覚線維が介在する筋紡錘が豊富であり、三叉神経との関係が深い
また、後頭下筋群は第一頚神経後枝支配で三叉神経の第一枝である眼神経と脊髄内で繋がっています。したがって、後頭下筋群の緊張は目の奥の痛みや眼窩関連症状を引き起こすことが多いという事が分かっています。
当院は上記NHKの番組で鍼灸師として解説を行っていた東京大学医学部附属病院リハビリテーション部鍼灸部門主任(2019現在)の粕谷大智先生に師事し技術指導をして頂いておりました。
首こりの治療については、後頭下筋群の治療をメインにしつつ、
慢性的な症状は色々な要因が絡み合っていることも多い為、患者様の原因に合わせ複合的に治療をさせて頂きます。
首こりでお悩みの方は是非ご相談くださいませ。